アラビア半島の南端・イエメンの領事だったウズデミル・パシャが、薫り高いコーヒーを見つけたのは450年も前のこと。
彼がコーヒー豆をイスタンブールに持ち帰ると、コーヒーを飲む習慣は宮殿から庶民まで、瞬く間に広がったのです。
イスタンブールに初のコーヒーショップがオープンしたのは1554年のこと。コーヒーショップは広く社交の場となり、文化や芸術にも大きな影響を与えました。
「ローストしたコーヒー豆通り」の意味のTAHMIS SOKAKは、今でもその名前を残しています。
トルココーヒーは、すぐにヨーロッパへ広がってゆきます。最初はベネチア、マルセイユ…そしてそこから世界中の国へ伝えられたのです。
時のスルタン・メフメット6世から送られたフランス大使スレイマン・アーが、パリにトルココーヒーを持ち込んだのは1669年。彼は、フランス上流階級の人々に、コーヒーのさまざまな話題とともにトルココーヒーを振る舞い、もてなしたと伝えられています。
メフメットエフェンディ社は1871年に創業しました。130年以上が過ぎた今日でも、トルココーヒーのおいしさを世界にお届けしています。
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